どうも!ポンラムです。
今日は文鳥さんのさえずりについて面白い論文を見つけたので紹介します。
2013年に公開された論文で、「Song performance and elaboration as potential indicators of male quality in Java sparrows」というタイトルです。
訳すと「歌のパフォーマンスと精巧さが文鳥のオスの質を示す可能性」的な感じです!
文鳥の歌とは
まず、文鳥の歌とは何なのか、簡単にご紹介します。オスの文鳥はメスに求愛するとき主に歌を歌います。ほかにも、機嫌がよい時、なわばりを主張するときなど様々な場面で歌います。歌は音量やリズム、フレーズの組み合わせが文鳥1匹1匹異なります。
気になる方はYoutubeなどで「 文鳥 さえずり 」などと検索してみてください!
さて、論文の内容にうつります。
実験
1歳以上の24羽のオスの文鳥を防音室で24時間隔離、歌を録音し、音の特徴(繰り返し部分の割合、周波数など)を分析したそうです。また、その特徴と体の大きさやくちばしのサイズとの関連性も調べました。
結果・考察
・体が大きい個体ほどトリル性能(同じ音を繰り返す速さ)が高い。ただし、くちばしのサイズとは関係ない。
・トリル性能が高い個体ほど、さまざまな高さの音を含む複雑な歌を歌う傾向にあった。
このことから、歌は個体の成長段階や栄養状態を示す指標になって、オスがメスに自分をアピールする手段になっているのではないかとの見方があります。
まとめと今後の展望
文鳥の歌は美的要素だけでなく、個体の質を示す重要な手掛かりになりうることが示唆されました。今後の研究ではメスがどのように歌を評価しているのかを解明したい。
とのことでした!2013年に書かれた論文なので、もう書かれているかもしれませんね!出典はこちら。https://doi.org/10.1016/j.beproc.2013.07.012
気になる方は読んでみてください。私の要約が間違えてる可能性もあるので、この記事の内容は参考程度にしてくださいね!
いかがだったでしょうか。歌で自分の肉体や能力をアピールできているかもという…なんという平和的アピール!!同じ音を繰り返すスピードと歌の複雑さと体の大きさと関連があるって面白いですよね。何匹か並べて確かめてみたい(笑)
複雑な音とか高速で音出せたら仲間とのコミュニケーション上手そうだし…体が大きいと強そうだし…確かにモテそう!
オペラ歌手なんかも、体が大きくてふくよかな方のほうが迫力ある歌を歌うイメージがありますね。果たしてメスは何で判断してくるのか…気になってきました。
歌関係なかったりして(笑)どうなんでしょうか。
それでは!気が向いたら続き書きますね~
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